江戸時代にも数学ガールはいた!〜江戸の『算法少女』

皆さんの中には江戸時代にも「和算」といって、日本独自の数学があったことを知る人はいると思います。
関孝和とか、名前くらいは聞いた事あるかと。
で、江戸時代には遊びのような感覚で数学に親しんでいたこともわかっています。
そのひとつが「算額」というもので、額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したもの、だそうです。
今も800面ほど現存していて、武士や学者だけでなく、庶民も奉納して楽しんでいたということがわかるそうです。
さらに、江戸では和算に関する本も少なからず出版されていて、しかも女性の筆によるものがあるのだそうです。それが

wikipedia:算法少女

しかし、タイトルだけで萌えますよね。
江戸時代にも「数学ガール」はいたんだ!
詳しくはwikipediaでも読むとわかりますが、謎が多く、父である「壺中隠者」の助けを借りて娘が執筆したもの、ということぐらいしかわかりません。

そしてこれをモチーフにした

小説 算法少女

もあり、それも萌える、というか燃える内容で熱いです。あらすじ見ると…

浅草寺に友達と参詣に出かけたあきは算額を掲げる一団に出遭う。掲額しようとしていたのは旗本の子弟水野三之助であった。三之助は日頃から関流宗統の藤田貞資の直弟子であることを鼻にかけていた。あきはついその算額の誤りを指摘してしまい三之助の怒りを買う。一度は折れて事を収めようとするあきだったが、三之助の執拗な追及に父譲りの算法の腕で逆に三之助を論破してしまう。(以下略)

このあとライバルの少女が出て来たり、主人公を監視する謎の武士、密書を携えた少年と熱い要素が満載だ!
誰か萌え漫画化してくれまいか。

とりあえず私は注文して読む事にした!
数学ガール」も未読だから一緒に頼もう。ついでに長門figmaも出来がいいらしいから頼もう。

買ったらまた感想書きます。