破、見てきました(ネタバレあり)


7月1日のファーストデー、ちょうど大阪に用事があったんでヱヴァンゲリヲン新劇場版「破」見てきました。
一言で言うと「素晴らしかった」
本当に素晴らしかったです。文句がちょっとつけようが無いくらい。
平日の午後にもかかわらず席は9割埋まってました。
ネルフTシャツ着たいかにもなメガネ青年さんの他、カップルで来ていたアスカのコスプレの女の子などもろオタクの方もいましたが、普通の人々、頭が金とか茶色のヤンキーとかギャルっぽい人(これは土地柄もあるのでしょうが)もたくさんいましたよ。
時間ギリで行ったのでパンフやグッズ見る間もなく客席へ。
細かく書いて行くとキリが無いんで、ザックリ。
戦闘描写が凄い。躍動感。ウオーと心の中で絶叫してしまう凄さ。3Dの部分もあるのですが上手に使ってて違和感や見苦しさがないのはいいです。超ハイテクの武器やメカだけでなく、人々が暮らす日常の、ある意味汚い、かっこわるい部分もちゃんと描いてるのが庵野監督のこだわりですよね。電柱とか、田んぼとか、昭和の駄菓子屋?みたいなところまで。
メカだSFだとか非現実的なものだけじゃなく、人の暮らす世界をちゃんと描いてる。
人々の日常と言えば「食べる」シーンが多かった。
それは「友達皆でお弁当」だったり、「一家の団欒」であったり「下校中の買い食い」でもあり「飲み屋の愚痴」だったりするわけですが。人間だけじゃない、使徒エヴァを「食った」り。
この「食べる」と言う行為も、表立って出て来ないけど「破」の底流にずっとあるような気がします。
綾波が「食事会をしたい」というのは意外でしたが、これはこれで有りですよね。登場人物全員が前向きで愛すべき人達でした。
レイの場合、カプセルの食事から、シンジのお弁当→自分の手料理。だんだん人間になっていくというか。
食べ物の点で言えば、新キャラ真希波のおっぱいが果物みたいでした。美味しそう。性的なものは過食性があるって説に通じますね。弐号機搭乗時のピンクのプラグスーツ着てるの見ると、たわわな桃のような…w
綾波といい、14才にしては胸囲成長しすぎだろ。あの年だとアスカぐらいが普通かと。あ、マリは外人の血混じってそうだから成長が早いのかも…って、アスカもそうか(笑)
おっぱい言い過ぎるとアレだけど、性的な意味でもサービス凄かったです。腐女子的にも。加持さんのアッー!とか、カヲル「はじめましてお義父さん」とか。しかし、こんなに要素盛りだくさんでも話は破綻してない。gdgdにならずに話が展開していく。
この監督の力量は大したものです。

熱い心と冷たい頭をもった人。

「私が死んでも代わりがいるもの」というレイに「来い!」と叫んで引っ張り上げるシンジの熱い心と、
息子が人を越えた存在になった感動的な瞬間でさえ、自分の計画の進捗具合を考え、口にする碇ゲンドウのような怜悧な頭。
両方あるんだろうな、きっと庵野秀明という人は。


良いものをありがとうございました。
パンフまだ買えてないし、上映中うるさい人がいてちょっと集中できないところもあったので期間中また見に行くつもりです。