生き馬の目を抜くような世界だから

講談社編集部の姿勢に物凄く頭にきた。
http://anond.hatelabo.jp/20081027160514
険しい山を自らの力だけで必死に登っているその真上で「作家の身内」ってだけの奴が編集者と共にヘリコプターで一気に山頂まで行きやがったよ。泥にまみれ這い蹲る俺を見下ろし、笑っていたよ。

よく聞く話だNE!
たださ、この「コネ」を使ってデビューしたとされる作家さんが本当に「コネ」だけで作家になれたのかということ。
コネもあっただろうけど商業作家に足る実力があったから本が出せたのでは?小学生の作文レベルでは講談社が出すとは思えないし、回収できないゴミ文を出版する程バカでないはず。

http://anond.hatelabo.jp/20081027170029
件の女性はプロになるのに十分な実力を持っていたが、増田は持っていなかった
と言うだけの話じゃないのそれ。

http://anond.hatelabo.jp/20081027172547
そういうバックグラウンドを知らずに、その人のブログ購読してたけど結構面白いと思ったよ。
有名人の身内とか知り合いってのはきっかけのひとつにはなるけど、その人自身が面白くなかったらそういう話は来ないんじゃないかと。

こういう意見もありますね。

作家がコネクションやネームバリューを売るという事も「実力」のうちなんだと中学の頃知りました。

私はオタクであり、中学生の頃「ファンロード」という雑誌にイラスト投稿して掲載された事が有ります。
なぜ載れたのか、それは掲載されていたある作家の指南を読んだからです。
絵に関しての具体的な記述はここでは省くとして、ネームバリューについての記述が今も強く印象に残っています。

「イラストが同レベルで、どちらか1枚しか掲載できない状態がある。片方が常連で、もう片方が無名の場合、編集者はほぼ「常連」を選ぶ。これはズルでもなんでもない。今までせっせと投稿し、自身のネームバリューを積み上げた結果の帰結なのだ」

思い出して書いてますので詳細は違いますがだいたいこんな文。かなりの衝撃を受けました。そういえば、いつかどこかのブログで

「自分のところに書いたネタが、別の有名サイトで同じように紹介されたがアクセス数は段違い、向こうは盛り上がってるのにこっちは閑古鳥でガックリ」

まぁ当然ですよね。今まで積み上げてきたものがあるから、有名なニュースサイトさんは。
同様に、

2ちゃんねるのコピペブログを始めてみたが、同じネタを既存サイトがやっているとそっちに客をとられてしまう。面白いネタは数が限られているし結局アクセスは伸びない、もうやめよう」

とか。

世の中っていうのは、椅子取りゲームみたいなもんで、パイは限られているのですね。

とある漫画家のインタビューで、「自分が連載を持つとはどういう事だと思いますか?」という問いに、「他の作家がひとり連載をやめるという事だと思います」と答えたのをみましたが、これもシビアで面白いなぁと。

新規参入(デビュー)というのは大変です。
今回デビューされたこの作家さんも色々な努力をしたと思います。対してこの増田さんには小説を書く以外のチャンネルは持っていたのか疑問です。
デビューした人はブログを持っていて、多少は認められていた。有名作家の身内という立場を利用して自分を売り込んだ。増田さんは持ち込み以外のことをしていたのか疑問。

険しい山を自らの力だけで必死に登っている

こういうとカッコいいけど、カッコつけてるだけにも見える。
この世の中は厳しくて生き馬の目を抜くような世界。そのかわりどんな武器でも使っていいんだ。(法律は守っての上でね当然)
でも、例えば自分がカッコイイと思って刀を使っているのは結構だけどマシンガンを武器にしている人を「それはズルい!」と非難するのは筋違いってもんで。
そんなに編集のコネが羨ましいなら自分もコネ作ればいいし、ブログで自信のある小説載せてれば声かけてくるよ。幻冬社とかが。>


だいたい言いたいことは言ったのでこれで終わる。


まあ、漫画家にもイラストレーターにも作家にもなれなかった現在プログラマー志望の私の言う事なんで話半分で。